往年のレトロレーシースタイルにリップスの誇る最新鋭のテクノロジーを注入したショートスタイリングチャンバー「紫電」がバージョンアップされ紫電「改」として生まれ変わりました！第二次世界大戦において日本海軍の誇る世界最強の戦闘機のネーミングを与えられたチャンバー「紫電改」は、９０年代当時のフルチューンチャンバースタイルはそのままに、各部寸法を徹底的に煮詰める事により当時のものからは考えられないほどの高性能を獲得いたしました。
ショートチャンバーのスタイルは大好きだけど、いまさら１０年以上前の性能のチャンバーは使えないと思っていた方も、何故か中古市場でプレミアがついて高いお金を出して中古や、訳のわからないメーカーのショートチャンバーを買ったが、その性能にがっくりしている方も自信を持ってお勧めできるチャンバーに仕上がっております。
「超」高回転型のイメージの強いショートチャンバーですが、「紫電」はそのスタイリングとは裏腹に、出来る限りトルク型に振った出力特性で車体をガンガン前へ押し出す太いトルクと当社チャンバーの中でもトップレベルの強力なピークパワー、十分な高回転の伸びと隙のない性能を誇ります。
Ｖｅｒ２０１３より、すでに月光チャンバーにて採用され、非常に好評を得ておりますフランジ、ボディーが１体型となりました。通常１体型フランジといえば、安物チャンバーに採用されている構造の代名詞で、シリンダー取り付けボルトを締めすぎてフランジが歪んでしまい、排気漏をするようになっても交換が出来ずに非常に困る事が多々ありますが、製造に非常に手間のかかる新構造を採用して、初心者の方にありがちな、スタッドボルト部を締めこみすぎてフランジが歪んでしまい、新品のエキゾーストガスケットを入れても排気漏れしてしまうような状態になりづらいような構造を採用しており、また、セパレートモデルにありがちなフランジ、ボディー間の排気漏れ、オイル漏れ、まめな液体ガスケットの塗布を解消して、トラブルや性能低下を回避いたしており、フランジ１体型、セパレートモデル双方の問題点を解消した構造となっております。似たような構造を採用しているチャンバーもありますが、ガスケットと当たる部分のつばをスタッドボルトの収まるできるだけ大きな径にすることによって最大限に広げる事に非常に高い洗練度を誇っております。
また、フルモデルチェンジといえる各部太さ、寸法、板厚、材質、等を大きく変更していることにより大幅なピークパワーの向上、高回転の伸びの向上、更なるボアアップへの対応能力の向上を達成いたしております。それに伴いより最高速への到達時間が早くなっております。８０ｃｃ、７５ｃｃ系は２０１０年式「飛燕」の寸法を一部採用いたしており、トルク、ピークパワーが向上いたしております。ぱっと見は大差が無くとも、大幅な性能向上を果たしたモデルとなっております。
もちろんリップスが開発したチャンバーですので、７０ccまでのボアアップ、５０ｃｃポートチューンやキャブチューンとの相性も十分に考慮され開発されております。最速を狙ったハイチューニング向けのチャンバーとしても好適です。特に高回転型にポートチューンされたシリンダーと組みあわせたときのパワーは圧巻です。
わずらわしく面倒なキャブセッティングも一切不要です。ノーマルマフラーと交換してスパークプラグを当社指定番数に変更するだけで素晴らしい性能が発揮されるようチューニングされております。
また、低回転域を多用するストリートなどでは気になる、社外チャンバーにありがちで軽視されがちな７０００ｒｐｍ付近の中速回転域のパワーの谷も極力消しておりますのでストレスのない走行が可能です。
いかにも２サイクルらしい弾けるようなパンチの効いた音でその圧倒的存在感をアピールいたします（音量は多少大きめですが騒音規制値ぎりぎりくらいに抑えております）。 |
