よくある質問と答え

本当にキャブセッティング不要ですか?
わずらわしく面倒なキャブセッティングも基本的に一切不要です。ノーマルマフラーと交換してスパークプラグを当社指定番数に変更するだけで素晴らしい性能が発揮されるようチューニングされております。しかしながら最高速域で引っ張り続けたいお客様の場合、パワーは若干落ちますが冷却的な観点で2〜5番程度メインジェットを濃くなされる事をお勧めいたします。よくチャンバーを入れたらキャブを濃くしないといけないという20年くらい前の認識のお客様がいらっしゃいますが、現在最高峰レベルのパワーが出ている最新鋭チャンバーはチャンバーの緩やかに広がっていく部分で排気ガスを強烈に引っ張り、引っ張られた排気がシリンダー、クランクケース内に至るまで強烈に引っ張り、マニホールドにかかる負圧を大きくする為、同じメインジェットを使用していても、その負圧により、たくさんの燃料を吸い出すことが可能ですので、当社チャンバーの一部に限って言えばノーマル状態よりも若干薄くした方が最適なセッティングになります。もちろん、MJを大幅に濃くしないと走らないようなチャンバーは時代遅れで、「遅いチャンバー」といっているようなものかと思われます。
メッキ仕様、ステンレス仕様を製作できますか?
製作は全く問題なく可能です。しかしながら、水冷エンジンと違い空冷のスクーターエンジンでは、排気温度が上昇気味になり、シリンダー及びヘッドの温度上昇を引き起こします。特にメッキ仕様はその傾向が顕著になります。これによりエンジンの大幅な耐久性低下、最悪の場合、焼き付き、ピストン上端部の溶融による穴空きが発生するリスクが高まります。以上のリスクを十分ご理解いただければお作りすることは可能でございます。

先細りする2サイクルチューニング業界を牽引する使命に立たされる当社としては、正直、製作したくない商品ではございます。
ボディーに耐熱ラップ(グラスウール)を巻きたいのですが
ネット上にて、パワーが上がるような事がささやかれているようで、ご購入ユーザー様からも、よくご相談いただいております。このような作業は、パワーバンドが高回転に移動するだけでトルクも細ってしまう上、パワーが0.1PSもあがることはございません。もしパワーが上がった様に感じるのであれば、今までのウエイトローラーのセッティングが軽めで、高回転にパワー特性が「ズレ」たためパワーが上がったように感じるだけかと思われます。パワーバンドが高回転に移動した分最高速は多少伸びますが、前述した、メッキ仕様、ステンレス仕様と同様にチャンバー保温効果により排気温度が大きく上がる為、焼き付き、オーバーヒート、ピストン溶融による穴空きなどのリスクが跳ね上がります。20〜15年前ほどは流行した手法ですが馬力測定機械設備の整い、どのようなことをするとどのようにパワーが変化するか、細かくわかるようになった今現在において、そのよう作業をする、それなりに速い中級以上のまともなレーサーではスクーターレース、ミッション車レース界ともに、たったの一人もいないかと思われます。高回転を伸ばしたいお客様は高回転型のチャンバーチョイスをお勧めいたします。音量を下げたいお客様は発売の控えております静音タイプをチョイスいただければと思います。
リップスチャンバーは公道走行可能ですか?
当社チャンバーはレース専用部品として販売しておりますのでサーキット以外では走行しないでください。又、自己責任にて公道を走行なされる場合も法規制を守り常に安全運転を心がけてください。